山門の改修及び移築工事

今回は栃木県上三川町にある宝光院山門の移築及び改修工事です。

数年前から話しはあったのですがこのお寺の境内を道路が通る

計画が前々からありまして山門がちょうど道路の真ん中に

来てしまうということで天保年間に建てられた由緒ある

門なので残しておこうという先代住職からの希望もありまして

8m程の移築なのですが改修も含めての工事になりました。施工前、曳舞で嵩上げする前の山門です。

ちょっと離れた位置から見ますとしっかりしてるようにも

見えますが柱などは下が大分腐っており早急に補修しないと

倒れてしまう状態です。先ず曳舞で上げた状態にして下地、柱等の改修をします。

屋根を外してみますと想定以上に傷んでいまして柱以外に桁、垂木等も交換することに

なりました。屋根下地、柱の補修工事が終わり新しい場所に曳舞中です。銅板一文字葺きで板金工事中です。

屋根板金工事も終わり完成です。